こんにちは、ワン太です。
情報過多のこの時代、膨大な情報の中から必要なデータを効率よく収集するのはもはや「スキル」です。
そんな中登場したFelo AIは純日本製の検索AIとして注目されており、ソースが明記された検索だけでなくさまざまなツールとの連携や資料作成などをサポートする、次世代の検索AIツールとして注目されています。
この記事では、Felo AIの機能を図解で解説し、その活用方法をお伝えします。
![](https://static.felo.ai/felo-search/20250110-101851.webp)
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今回は無料で使える機能を中心にご紹介したいと思います。
Felo AIでできること
Feloにはsearchやchat、meetなどさまざまなツールがありますが、今回は以下の主な機能について説明していきたいと思います。
web検索機能
Felo AI の最大の特徴は、検索機能と生成AIの融合です。
ユーザーが入力したキーワードやテーマに基づき、インターネット検索を行い、その結果を基にテキストを生成します。この機能により、最新の情報を反映したコンテンツ作成が可能です。
また自分好みの回答を得られるようにカスタマイズすることもできます。
回答をカスタマイズするには画面左下のユーザーアイコンをクリックし、開いた設定画面で「パーソナライズされた回答をカスタマイズ」をクリック
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ここで自分好みの回答を得られるようにカスタマイズすることができます。
![](https://workboosting.com/wp-content/uploads/2025/01/image02-1024x574.jpg)
ソースの表示
Feloの検索結果には、全て情報の元となるソースが表示されます。
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ソースの一番下にある「他の〇件を表示する」を押すと拡大表示することができます。
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また検索結果の文末にある数値にマウスをフォーカスすると、その文章で参照したソースを表示してくれます。
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フォーカス機能
Feloのフォーカス機能は、ユーザーが特定のテーマや文脈に基づいて検索結果を絞り込むための機能です。
例えば、学術研究を行う場合は「論文検索」を活用し、市場調査を行う場合は「SNS検索」といったように、目的に応じて検索範囲を最適化できます。
入力画面左下にある「Web検索」をクリックすると検索範囲の指定ができます。
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「Web検索」:一般的な検索で、最新のトレンドや口コミ情報の収集に効果的
「チャット」:Feloと会話形式で検索を進めることができます
「SNS検索」:XやTikTokなど、SNSの投稿を一括で検索し、トレンドや話題をいち早くキャッチ
「論文検索」:2億以上の学術論文データベースから、必要な論文を見つけ出すことができます。
「ドキュメント」:PDFなど特定のドキュメントをもとに検索するのでハルシネーション(嘘)が少ない
「小紅書」:中国のインスタとも言われるソーシャルメディアプラットホーム内で検索
「Reddit」:アメリカの掲示板型ソーシャルメディア内で検索
「X」:Xに絞った検索を行うことで、最新ニュースの速報やユーザーの反応をいち早く確認できる
プレゼン資料作成機能
Feloのプレゼン資料作成機能は、AIを活用して効率的に高品質なスライドを自動生成するツールです。
ユーザーが指定したテーマに基づき、関連情報を収集し、論理的な構成のスライドを短時間で作成します。さらに、生成されたスライドは編集や修正が可能で、Canvaとの連携によりデザインのカスタマイズも容易です。
知りたい内容を検索したら右上の「プレゼンテーションを生成」をクリックしてみましょう。
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するとFeloが内容をまとめてくれるので、内容を確認します。
修正が必要であればここで直接修正することもできますし、「取り替える」をクリックするともう一度作り変えてくれます。
内容が良ければ「次へ」をクリックします。
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するとたくさんのテンプレートが表示されますので、好きなテンプレートを選択して右上の「PPTを生成します」をクリック。
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するとすごいスピードで生成が開始され、あっという間にできあがります。
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できあがった内容は右下にある「編集」ボタンを押すことで直接編集することができるようになります。
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簡単に資料をまとめてくれる嬉しい機能ですが、執筆時点ではまだ一発で実務レベルで利用できるような内容ではない気がしました。
しっかり内容を作りこむには最初の内容確認でしっかり項目をチェックしたり、編集で追記するなりの手作業がかなり必要になる気がします。
Canvaで編集する
FeloはCanvaと連携しているため、Canvaを利用している人はプレゼン資料をCanvaで編集することもできます。
プレゼンの画面を右上の×ボタンで閉じると通常の画面に戻るので、画面右上にある「文章を表示」ボタンにマウスをホバーすると「Canvaで編集」ボタンが表示されます。
※この時ボタンが有効にならない場合は、一度Canvaを開いてログイン、ブラウザ更新で有効になります。
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ボタンをクリックするとアクセス許可を求めてくるので許可しましょう。
するとCanvaとの連携が完了し、編集できるようになります。
![](https://workboosting.com/wp-content/uploads/2025/01/image04-6-1024x508.jpg)
あとはCanva上で好きなように編集することができます。
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Notionとの連携
FeloとNotionの連携機能は、情報収集と管理を効率的に行うための便利なツールです。
この連携により、Feloで検索した結果をNotionに直接保存し、さらに整理・共有できるため、個人やチームでの作業効率を向上させます。
検索結果の一番下にある「Notionに保存」ボタンをクリックします。
![](http://workboosting.local/wp-content/uploads/2025/01/image05-1024x574.jpg)
![](https://workboosting.com/wp-content/uploads/2025/01/image05-1024x574.jpg)
するとアクセス許可を求められますので許可しましょう。
するとNotionとの連携が完了になります。
![](https://workboosting.com/wp-content/uploads/2025/01/image05-1-1024x574.jpg)
Notionユーザーの方にはとても便利な機能ですよね。
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内容はスレッドをクリックすることでいつでも閲覧することができます。
マインドマップ生成機能
Feloのマインドマップ生成機能は複雑な情報やアイデアを視覚的に整理し、全体像を把握するのに役立つツールです。
この機能により、ユーザーは情報の関連性を直感的に理解し、効率的な学習やプロジェクト管理を実現できます。
生成するには検索した内容の一番下に「マインドマップ」というボタンがあるのでクリックします。
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するとすぐにマインドマップができあがります。
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出来上がったマインドマップは下にあるレイアウト構造を選ぶことで好きなレイアウトに変更することができます。
マインドマップを編集する
この方法でつくられたマインドマップは外見の編集をすることはできますが、内容の編集をすることはできません。
内容の編集を行いたい場合は「プレゼンテーションを生成」を押し、その右上にあるマインドマップ編集ボタンから行うことができます。
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ここで作られたマインドマップは項目を増やしたり、次のレベルを増やしたりすることもできます。
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ポスター作成機能
Feloのポスター作成機能は、検索結果や生成したコンテンツを基に、視覚的に魅力的なポスター(画像)を自動生成する機能です。この機能によって、情報の共有などがしやすくなります。
検索結果が表示されたら画面右上の「共有する」ボタンをクリックします。
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すると内容が瞬時にポスター画像に変換され、スマホなどでも共有しやすい内容に作り変えてくれます。
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また画像左下の「スタイル変更」を押すことで好きな配色やデザインに変更することも可能です。
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FeloChat機能
次に紹介するのは「Felo Chat」です。
Feloの「Felo Chat」機能はユーザーがAIと直接対話し、情報収集や質問への回答を得るためのチャットインターフェースです。
無料ユーザーは「1日5回まで」という利用制限があるので注意が必要です。
Felo Chatの場所が少しわかりにくいですが、下画像下部にある「FeloChat」ボタンをクリックします。
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すると別タブが開き、FeloChat専用の画面になります。
ここにはすでにさまざまな用途に適したプロンプトが用意されているため、わざわざ面倒なプロンプトを書く手間なくやりたいことをすぐに実行することができます。
chatGPTでいうと、GPTsのような機能だといえます。
利用したいキャラクタープリセットを選ぶと指示内容が表示されるのですが、その中には「美しい中国語で答えて」など必要ない指示が入っていることが多々あります。
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そんな時はキャラクタープリセット(プロンプト)を編集することができます。
画面左上にある「キャラクタープリセット」をクリックするとプリセットの一覧画面に推移します。
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各プリセットの右端にある「詳細」をクリックします。
するとのプロセットの中身を見ることができますが、読み取り専用となっているためこのままでは編集できません。
編集したい場合は、「複製」ボタンをクリックしてプリセットを複製し、そのコピーを編集するようにしましょう。
AI生成結果を比較
このchat機能ですごい点が、キャラクタープリセットを利用してつくるコンテンツを、さまざまなAIで比較することができる点です。
例えば今回はキャラクタープリセットにある「見出し生成器」を使ってみます。
プリセットをクリックすると下のような画面になるので、下部にある「AI生成結果を比較」をクリックします。
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するとさまざまな大規模言語モデルを最大4つまで選ぶことができるようになります。
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好きなモデルを選んでテーマを入力することで、最大4つのモデルで回答を生成することができます。
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これは本当に便利でうれしい機能ですよね。
検索エージェント
最後に最新の機能である「検索エージェント」機能について説明します。
Feloのさまざまな機能の中でも、これは一番感動した機能です。
この検索エージェントを活用することで、マーケターが業界の状況や競合他社、最新の市場トレンドを迅速に把握したり、学生が複雑なトピックに関する学術情報を効率的に収集・要約したりすることが可能になります。
使い方は、まず「Web検索」をクリックします。
すると「検索代理」という項目がでてくるのでクリックします。
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画面が進み、テンプレートが表示されます。
「パルステップ検索エージェント作成」という項目が右に出てきますが、これはいわるゆGPTsのような機能です。
自分のニーズに合わせた検索エージェント「マイエージェント」を作成することができる機能ですが、今回は検索エージェントを説明していきます。
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次に調べたい内容をテンプレートから探します。
左の項目にマウスをホバーすると、何を調べてくれるのかやその内容についての詳細な説明を表示してくれます。
テンプレートのまま実行することもできますが、ここでは一度「編集」ボタンを押してみましょう。
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すると調べたりまとめる内容を事前に編集することもできます。
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検索エージェントにはあらかじめ検索用のプロンプトが入っているので、調べたい内容や業種、店舗名だけを入力すれば調べ上げてくれるのでとても便利です。
今回は「マーケティング・ブランド戦略」>「マーケティングトレンド・経営…」を選択し、「カフェ」のマーケティングについて調べたいと思います。
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するとプレゼンテーションを作ったときのように、まずは調べるためのステップが作成されます。
ここで内容を削除したり追加したりすることで、自分の知りたい内容だけに絞り込むことができます。
内容がよければ「実行」ボタンをクリックします。
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するとすぐに項目に応じた検索と情報の整理が始まります。
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情報は各項目ごとにまとめられます。
各項目ごとにまとめられた内容は「書き直し」「マインドマップ」「Notionに保存」をすることもできます。
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すべての内容を調べ終えまとまりました。
今回は229のサイトから情報を集め、7877文字の情報に仕上げてくれました。
内容もしっかりとまとまっており、感動的な出来栄えです。
GensparkやGeminiの有料版にも似た機能がありますが、プロンプトを考えなくていいことやスピードが圧倒的に早いことなども含め、個人的にはこちらのほうが好きでした。
ドキュメントで内容を微調整する
さらに出来上がった内容は「ドキュメントで開く」ボタンを押すことでドキュメントで開くことができます。
ドキュメントでは内容を修正したり文章をもう少し長く(短く)したり太字にしたりと、さまざまな編集と調整をすることができます。
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さらにこの内容でプレゼンテーションを作成することも可能です。
本当に調べモノの概念を覆す素晴らしい機能で感動しました。
まさに効率化の塊のような機能です。
Felo AIの料金
最後にFelo AIの利用料金について説明します。
FeloAIの無料版と有料版(FeloPro)の主な違いを以下の表にまとめました。
機能 | 無料版 | 有料版 |
---|---|---|
料金 | 無料 | 月額2,099円(年額プランの場合は月額1,750円) |
検索回数制限 | 無制限で利用可能 | 無制限で利用可能 |
Pro検索 | 1日5回まで利用可能 | 1日300回まで利用可能 |
プレゼン資料生成 | 期間限定で無制限利用可能 | 利用可能 |
マインドマップ生成 | 期間限定で無制限利用可能 | 利用可能 |
高度なAIモデルへのアクセス | 利用不可 | OpenAI o1などの高性能なAIモデルを利用可能 |
ファイル分析機能 | 1日3回まで | 利用可能 |
無料版では基本的なAI検索機能を無制限に利用できますが、Pro検索の利用回数に制限があります。
プレゼン資料とマインドマップの回数制限は、期間限定となっていますが終了日時は明記されていません。
これらの高度な機能を活用することで、情報収集や資料作成の効率がさらに向上します。
まとめ
Felo AIはただ検索するだけでなく、情報収集やコンテンツ作成などビジネスのさまざまな分野を効率化する、次世代型のAIツールです。
その多彩な機能はビジネスから教育、個人利用まで幅広いシーンで活躍します。
特にプレゼンテーション資料やマインドマップの作成、検索エージェントなどの機能は、日常業務やクリエイティブな作業を劇的に効率化できるのではないでしょうか。
ぜひ、その機能を体験し、あなたの生産性を最大化するツールとして利用してみてください。